陸別が好き。
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12陸別の天文台から壮大な銀河の森の散策へRIKUBETSU WomanInterview銀河の森天文台佐藤麻奈美さん平林真実さん守屋 来さん陸別歴33年/6年/1年3星と宇宙の奥深さや楽しさを共に 環境庁(現:環境省)より、「星空の街」(昭和62年度)や「星空にやさしい街10選」(平成9年度)に選ばれたこともある陸別町。その豊かな自然環境を活かして平成10年に建設されたのが「りくべつ宇宙地球科学館」(愛称:銀河の森天文台)である。この天文台は、一般公開型天文台としては日本最大級の115㎝反射望遠鏡(愛称:りくり)をはじめ、30㎝クラスの望林真実さん、守屋来きたりさんである。陸別町で生まれ育った佐藤さんは、天文台では受付や事務を担当している。帯広出身で小学校3年から陸別町で過ごし、高校から札幌に進学、大学を卒業した後に天文台で働き始めた平林さんは、佐藤さんと同様に受付やグッズ販売などを担当している。札幌出身で天文台への就職を機に陸別町に移り住んだ守屋さんは、大型望遠鏡を操遠鏡4基、4連太陽望遠鏡などを備えている。名古屋大学太陽地球環境研究所の「陸別観測所」と国立環境研究所の「陸別成層圏総合観測室」が併設されており、単なる観望にとどまらず、本格的な研究にも利用されている。 ここでは、天文台の「看板娘」として親しまれている3名の女性スタッフが、輝くような笑顔で出迎えてくれる。佐藤麻奈美さん、平作して、その時期見頃の天体や星座の解説を行うほか、団体客来館時などに館内の案内を行っている。陸別の星空の魅力を分かち合える喜び まず、仕事の中で楽しかったりうれしかったり、またやりがいを感じる瞬間について、3人それぞれにうかがった。受付をする佐藤

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