陸別が好き。
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30でにベテラン委員の域に達している様子が中村さんの話から感じられた。しばれの実行委員の経験を通じて得たものとは 「皆さんほとんど毎日来られているんですけど、作業後の交流会で誰かが来なかったりすると、今日あの人どうしたんだろうとか、みんなで心配するんですよね。そういうつながりや思いやりみたいなものが出てくるんです。その気持ちがこの極寒期のイベントを盛り上げてきたんだなぁと。そこでいろんな業種の人と交流するので、その後に仕事で何かを頼みたいときとか、どこへ行っても顔見知りだから話しやすくて、事がスムーズに進むというのもしばれの利点じゃないかと思いますね。」 しばれフェスティバルで生まれたつながりが、普段の生活や仕事の中でも活かされていく。それはしばれの実行委員を経験したことで得た力であるが、実行委員としての中村さんの働きぶりや人柄が評価されたからこそ、生まれた力であるともいえるだろう。子どもが小さいうちは陸別で子育てをしたい 次に、2人のお子さんの子育てをされた中で、陸別ならではの良かったことや大変だったことについて挙げてもらった。「子どもの医療費が中学生まで無料だというのはすごいと思います。それから、町の保健センターを開放していて、赤ちゃんを連れて遊びに行けるようになっているんです。保育士さんもいるので安心して遊ばせることができますし、そこでお母さんたちや保育士さんと情報交換をしたりと、転勤などで来られた方もそこでお友達ができてスムーズに町に溶け込むことができるようです。そういう面では充実していると思います。保育所も安いですし、幻想的な朝もやの中を走る中村さん。朝のキリッとした景色がお気に入りだ。

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