陸別が好き。
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4 陸別町の中心部から十数キロ離れた小利別地区にレトロでおしゃれなカフェ「tomono」がある。12年前に新潟から家族で陸別に移住し、2013年10月に長年の夢だったカフェをオープンさせた坂井友子さん。学生時代から趣味の美術展覧会の鑑賞、陶芸の窯めぐり、雑貨屋めぐり、カフェめぐりなどを続け、全国を旅したり、移住したりするうちに、いつしか自ず、代官山か自由が丘あたりのカフェにいるのではと錯覚しそうになる。細部までこだわりが行き届いた店内 まず、「tomono」という店名の由来についてうかがった。「私の名前が『友子』なので『tomo』という作家名で器づくりをしていRIKUBETSU WomanInterview分の器で美味しいものを出す、理想のカフェのイメージを心に思い描くようになった。この地を選んだのは、美味しい食材と雄大なロケーションが決め手だったという。優しいカウベルの音色とともに店内に一歩足を踏み入れると、かわいらしい雑貨や小物、手書きのメニューボード、さりげなく置かれたグリーン、統一感のあるインテリアなどに目を奪われ、思わて、イベントとかにも結構出ていたんです。その他にも、カフェや手づくり雑貨などもやっていて、結局全部そういうのってtomoの0器、tomoの0カフェになるので、それで『tomono』にしました。全部つなげられるように『no』をつけただけなんです。友だちがフランス語とかでも名前を考えてくれたんですけど、覚えられないし、面倒くさいのはダメだなぁcafe &うつわのお店「tomono」坂井友子さん陸別歴12年1癒し空間「tomono」でくつろぎのひとときを理想のカフェを追い求めて

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