陸別が好き。
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22な時があります(笑)。でもすごく頑張っているから、私も頑張って協力しなきゃなぁみたいな、そんな感じです」。 このような町に対する並々ならぬ情熱の理由や原点はどこにあるのか、学さんに伺った。 「陸別に骨を埋めようじゃないけど、基本はここで生きていくってことにあって、そのために自分はどういうことをしなければいけないかを常に考えている。だからまず、自分がここで一生暮らせるかと考えたのが原点で、それから、何をやるにしても一生暮らすためにはどういうことが必要かを考えるようになった。小さい頃から見ていたしばれフェスティバルを陸別に帰ってきてから手伝うようになって、こういうことかということも分かるわけだし、でもこのままじゃだめだということにも気づけたと思う。そういうのをきっかけ、入り口としてやっていくうちに、いろんなことが増えていったのかなと思います」。陸別の土産品の開発試行錯誤の日々 テントや釣り具などを扱う本田商店が、2013年に販売を始めたのは、なんとしばれ君・つららちゃんの「まんじゅう」。米粉やもち米などを混ぜた弾力のある生地で十勝小豆のあんを包み、特製の型で焼き上げたもの。専門分野とは異なる商品開発に苦労し、閉店後に夫婦で工場にこもり、原料の配合を数グラムずつ変えながら、理想の味と成型を追求した。陸別町の特産品としては、鹿肉カレーやぎょうじゃにんにくの漬物などが有名だが、土産用の菓子がなかったため、陸別のお土産をつくりたいという熱い思いで完成させたという。 また、2016年には、まんじゅうに次ぐ第2弾として、しばれ君とつららちゃんをデザインしあって、同じ人がもう一人いてもいいぐらいのことを一人でやっていると思うので、とにかく身体が心配です。でも、陸別のことを本当に若い頃から好きだと言い続けていて、陸別に対する愛情がすごいんですよね。陸別がよくなるために次から次へと色々なアイディアが浮かぶので自分自身も楽しんでやっていて良いと思うんですけど私も協力するのがちょっと大変ピアノ教室の看板前にて。お似合いの二人。

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