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ありのままの自分

~大人の自己肯定感を育てる


近藤 卓(著)、近藤伸子(絵)
本体価格:2000円
発刊年月:2023/11
ISBN:9784871687034
Cコード:3073
管理番号:10103

自尊感情は何歳からでも育てられる!
・自分を大切に思う気持ちのことを「自尊感情」といい、その中には「すごい自分」と「ありのままの自分」という2つの気持ちがあります。本書は、この「ありのままの自分」に注目し、その意味と大切さ、育み方について丁寧に解説しています。
・若い保育者や保育者をめざす学生には、自尊感情や自己肯定感が低い人も少なからず存在します。本書を通じて、自身の自尊感情が育てられているかどうかが確認でき、たとえ育てられていなかったとしても、「共有体験」を増やすことで、何歳からでも育てられることが理解でき、希望を持って子どもに関わることができるようになります。
・「保護者からのクレームに疲れてしまった」「子どもが平気で虫を殺すのが心配」「残酷なアニメを見せてもよいか」など日常の保育でよくあるお悩みにも答えます。

ありのままの自分チラシ

【目 次】

まえがき

第1章 自尊感情とは何か
Q&A1 学生です。保育実習に行きましたが、他の人と比べてうまく立ち回ることができず、落ち込んでいます。
Q&A2 20代の保育士です。これまで学校の勉強も仕事も精一杯頑張ってきました。
コラム 自尊感情のタイプ
解説
1 「すごい自分」と「ありのままの自分」のバランス
2 「共有体験」で育む心
3 共有体験で自尊感情を強くする
エッセイ
人それぞれの努力と幸せ
若者たちも求めている

第2章 子どもの自己肯定感を育てるには
Q&A3 幼稚園教諭です。受け持ちの子の中に、「よくできたね」と褒めるたびに困った顔をする子がいて気になります。
Q&A4 6歳児の父親です。休日にテレビでウクライナ侵攻のニュースを見ていたら、子どもが怖がりました。
解説
1 子どもの自己肯定感を育てる共有体験
2 褒めるだけじゃ駄目
3 基本的信頼と無条件の愛
4 子どもとの共有体験
5 子どもにどのように接し、どのように育てるか
6 不安なできごとを目にした時は
エッセイ
心が傷ついた時
子どもの幸福感はどこから
子どもと大人は視点が違う
子どもの頃の「わたし」

第3章 いのちの体験と「棚上げ」
Q&A5 4歳の男の子の母親です。子どもが外遊びをしている時に平気で虫を殺すのが心配です。
Q&A6 女の子の祖母です。最近、子どもが見ている漫画やアニメが、首をはねるなど露骨な表現が多く、残酷です。
解説
1 「いのちの教育」とは
2 いのちの理解と発達
3 「いのちの体験」と棚上げについて
エッセイ
いのちの大切さ
いのちの大切さの伝え方
共存する「いのち」
一緒に暮らす

第4章 大人の自尊感情を育てる
Q&A7 保育士として働き始めて3年になります。何年経っても仕事に自信が持てません。
Q&A8 保育実習中の学生です。実習先が、いわゆる「不適切な保育」をしているところを見かけました。
解説
1 共有体験の本質
2 もし自尊感情を持てなかったら
3 共有体験の大事さ
4「すごい自分」ばかりに価値が置かれる現代
5 大人も自尊感情を補える
エッセイ
あいまいさは大切
確かだけれどあいまい
こころの低温やけど
いのちの桶

あとがき